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2025年06月28日

★2027年からZEH基準がさらに厳しくなる?!

未来を見据えた賢い家づくりのはじめ方

「いつかマイホームが欲しいな」「家族が増えたらどんな家に住もう?」

これから家づくりを考える、はじめてのマイホーム世代の皆さん、そして環境意識の高いZ世代や、結婚したばかりでこれからの生活を思い描いている皆さん。夢と希望に満ちた家づくりですが、実は今、日本の住宅は大きな転換期を迎えています。

特に注目してほしいのが、2027年から大きく変わる「ZEH(ゼッチ)基準」の引き上げの動きです。

なぜ今、住宅の省エネ化が急務なの?

背景にあるのは、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(脱炭素)」という国の大きな目標です。日本はエネルギーの多くを海外からの輸入に頼っており、さらに今後、デジタル化やAIの普及で電力需要はますます増える見込み。

そこで、住宅からのエネルギー消費を徹底的に抑える「省エネ」と、太陽光発電などでエネルギーを自給する「創エネ」を組み合わせた「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の普及が、私たちの暮らしと地球環境を守るために、とても重要になっているんです。

住宅の省エネ、具体的に何が変わるの?

国は、2050年には「日本の全ての住宅(既存住宅と新築住宅の平均)でZEH水準の省エネ性能を実現する」ことを目指しています。これに向け、2030年までに段階的に省エネ基準を引き上げ、太陽光発電の導入も積極的に促していく方針です。

具体的な政策としては、以下のような取り組みが進められています。

  • より高い省エネルギー水準の住宅の供給を促す新しい仕組み
  • 住宅性能表示制度における基準の充実化
  • 窓や給湯器などの設備・建材の目標基準値の改訂や対象拡大
  • ZEH基準を大きく上回る省エネ住宅への手厚い支援(新築・リフォーム問わず)

簡単に言えば、「省エネ性能の高い家を建てる・リフォームする」ことで、国からの補助金などでサポートを受けられる流れが強化されていく、ということです。

注目!2027年以降、ZEHは「断熱等級6」へ

特に皆さんに知っていただきたいのが、ZEHの基準が大きく変わる点です。

現行のZEHは「断熱等級5」ですが、2027年度以降は「断熱等級6」へと引き上げられる案が出ています。これは、壁や窓の断熱性能をさらに高め、家全体のエネルギー消費量を大幅に削減することを目指すものです。

さらに、太陽光発電や高度エネルギーマネジメントシステム(HEMS)、蓄電池などの導入が必須となる方向で検討が進められています。

これは、今年度からスタートしている「子育てエコホーム支援事業」の「GX志向型住宅」の基準に近いもので、国が「これからの住宅はこうあるべき」と考える未来の住宅像を示していると言えるでしょう。

まだ「案」の段階ではありますが、2年後にはZEHの定義そのものが大きく変わる可能性があります。

これから家を建てる皆さんが「賢い選択」をするために

「2027年」と聞くとまだ先のように感じるかもしれませんが、家づくりは計画から完成まで時間がかかるもの。あっという間にその時期がやってきます。だからこそ、今からこの動向をしっかり踏まえておくことが大切です。

なぜなら、「断熱等級6」のZEHは、これからのあなたの暮らしに、こんな大きなメリットをもたらすからです。

  1. 光熱費が劇的に安くなる!家計に優しい家計簿: 高い断熱性能と省エネ設備で、冷暖房費などの光熱費を大幅に削減できます。特に、物価高騰が続く中で、毎月の固定費が抑えられるのは大きな魅力。結婚間もない方や子育て世代にとって、教育費やレジャー費に回せるお金が増えるのは嬉しいですよね。
  2. 一年中快適!家族みんなが笑顔で過ごせる家: 冬は魔法瓶のように暖かく、夏は冷房の効きが良く涼しい。高い断熱性能は、外の暑さ寒さに左右されにくい快適な室内環境を実現します。温度差が少ないため、ヒートショックのリスクも低減し、小さなお子さんからご高齢の方まで、家族みんなが健康で安心に暮らせます。
  3. 将来の資産価値UP!売る時も貸す時も有利に: 脱炭素社会へ向かう中で、省エネ性能の高い住宅は今後ますます評価されるようになります。将来的に売却や賃貸を検討する際にも、高い省エネ性能は大きなアピールポイントとなり、資産価値の維持・向上に繋がる可能性が高いです。
  4. 国のサポートを賢く活用!初期費用の負担を軽減: ZEHなどの省エネ住宅には、国や自治体からの補助金制度や、住宅ローン(フラット35Sなど)の金利優遇が適用されるケースが多くあります。これらの支援制度を賢く活用することで、初期費用の負担を抑えながら、より高性能な家を建てることが可能です。
  5. 地球に優しい暮らし!Z世代の価値観にもフィット: 環境問題への意識が高いZ世代にとって、ZEHは「地球に優しい暮らし」を実現する具体的なアクションでもあります。サステナブルな選択をすることで、日々の暮らしの中で社会貢献も実感できます。

まとめ:未来を見据えた「賢い家づくり」は今から!

これからの家づくりは、デザインや間取りだけでなく、「省エネ性能」を軸に考えることが、長期的な快適さ、経済性、そして資産価値を守る上で不可欠です。

  • まずは情報収集から: 省エネ住宅に関する最新の情報を積極的に集めましょう。
  • 専門家へ相談: ZEHや省エネ住宅の実績が豊富な住宅会社や工務店に相談し、ご自身のライフスタイルに合った最適なプランを見つけることが重要です。
  • 補助金制度のチェック: 補助金制度は年度によって内容が変わる可能性がありますので、常に最新情報を確認しましょう。

サートンホームでは、皆さんの「未来を見据えた賢い家づくり」を全力でサポートいたします。どんな些細な疑問でも、お気軽にご相談ください。私たちと一緒に、環境にも家計にも優しい、快適で笑顔あふれるマイホームを実現しませんか?

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